ご挨拶
これから第五刊を始めます。今は2017年、平成29年の大晦日です。昨日航空母艦G-14“安芸”級を竣工させております。こんな大艦はこれから建造することはないだろうと思い刊を改めようと思った次第です。アクセスも10,000回を越え、仲間からお祝いのケーキ等も頂きつくづく果報者だと思っています。
この仮想艦隊は私の観ている生涯の夢です。子供の頃からの大の軍艦キチで碁石で船を書くことから始まり、ボール紙の軍艦、1/500仮想海軍艦艇(木製)ご存知1/700シリーズ、GHQ1 /2400の世界の軍艦模型、1/200小西製作所“三笠”等を作ったり、集めたりしてきました。特にGHQの1/2400シリーズは私の気に入っているシリーズで、製作している自分の“目”が、調度、高度1,000~2,000m位になり急降下爆撃機が射点に着いた位置になるので、造っている時が非常に面白く、ジオレマ感覚が味わえるのでお勧めです。それなりに精確な作りになっておりますので飽きません。逆に超大型模型である呉の“大和”はもう4回も観ていますが何度行ってもずーっと側にいたくなる不思議な魅力があります。今年の5月に行きましたが港内遊覧船も出ており、護衛艦“加賀”が新造コンテナ船の向うに停泊しているのを発見出来て、50m位の近距離で見ることができ大満足でした。
さて第五刊はどうなるのでしょう。まだまだ計画のみに終わった幻の艦はあります。陸軍が建造した“M甲一型摂津丸”や機動艇(上陸舟艇)などもこの刊で建造しなければと想っています。昭和18~19年頃を主題にすると、現在のバヌアツ共和国辺りでの島嶼作戦が一つのテーマになり、もう一つはハワイ方面になると思います。これらの展開に必要な艦を描くことになるのでしょう。
また輸送作戦を維持するため5,500型㌧軽巡の改造、超大型の浮きドック、水中高速潜水艦などまだまだ夢はふくらみます。しかし、ハワイより東のアメリカ大陸は島がないし、攻撃する側は足場がないのです。国そのものがもの凄い防御力を持っているのです。
私はもう70歳のすぐ手前になっておりますが、年寄りの常套句でご挨拶に替えさせて頂きます。「まだまだ、若い奴には負けねえ!」。いつまで描けるか分かりませんが今後も描き続けていきたいと思っています。もう少しお付合い願います。