ご挨拶

前項を発表してから1年数か月間未発表でした。これは私自身が仕事現場からリタイアを決めたことも関係していますがもっと大きくは21世紀の軍艦の方向性が私には見えなかったからです。見えているのは盲目的に空母、巡洋艦、駆逐艦、フリゲイトの数を揃えることに集中している中国海軍ぐらいで米海軍にしても空母はともかくズムウォルト級の失敗、代替艦の建造遅延、従来艦の再建造、沿海域戦闘艦の建造中止さらに代替艦の建造などどのような艦艇を建造したら良いのか迷っている状況にあるのは明らかです。海上自衛隊もその傾向の中にありFFMのもがみ級を整備していますがVLS未装備のまま竣工させるなど何やら物足りない気がします。 確かにこのような状況の中21世紀の海軍艦艇を想定するのは非常に難しいものでした。一番有利な軍艦は現在では潜水艦でありこれに勝る軍艦はないように思います。ただし、潜水艦だけで戦闘に勝つことは困難であります。近年無人化兵器が注目される中このままではラジコン戦闘が現実味を帯びてきます。そうすると小型のステルス艦に、優秀なレーダー・センサーを搭載し、できれば潜航できるような機能を持たせた艦艇の整備が必要になります。しかし、これでは個々の戦闘に勝てても、軍備とは言えません。 それで今回は中国海軍に対抗できかつ北のミサイルをも迎撃できるような海軍を整備するという方針をとりました。また、開始します、お付き合い下さい。